パールに糸を通す前に、一粒一粒じっくりと見てきびしく仕分けをしています。

私のド近眼（至近距離はとてもよく見える）が役に立つ、数少ない機会です。

左から

１・キズなし

２・キズ１～２コ

３・キズ３コ以上

４・不可

キズは、シェルパールの製造時にできる小さいくぼみ、へこみなどで本真珠にも見られます。

４の不可はキズの大きいもの、キズの多いもの、色ジミのあるもの、製造時にホコリが付着したものなどです。

ためしに仕入れてみた海外産のシェルパール、遠目には結構きれいなパールなのですがほとんどが３・キズ３コ以上、４・不可という品質でした。

国産シェルパールの今回の仕分けは、

１・２３コ　２４％

２・３２コ　３３％

３・２５コ　２６％

４・１６コ　１７％

もっとも目立つ中央に１のきれいなパールを配置します。

金具に近い部分のパールはよく見ると小さいくぼみがあります。

樹脂パール（プラスチックパール）はくぼみやへこみがなく均一です。

シェルパールの小さいキズは日本の職人さんの手作業ならではと考えています。